TOMメンバーが気になった情報を発信-トリキケ!<ver.13>

この《トリキケ》というトピックスでは、TOMメンバーが日々の生活の中で「気になる」「目に留まった」「共有したい」デザインに関する情報やニュースを発信していきます。
今回ご紹介する《トリキケ》はこちら!
①Notoフォントで絵文字が登場②「ゼミ展 2025 デザインの学び方を知る」が東京ミッドタウンで開幕
③コクヨデザインアワード2025
①Notoフォントで絵文字が登場

URL:Noto Emoji – Google Fonts
最近、Notoフォントに新たに絵文字が追加されたというニュースが注目されています。これにより、従来のテキスト表現に加え、より視覚的に豊かなコミュニケーションが可能となります。
Notoフォントは、Googleが開発した多言語対応のオープンソースフォントで、これまでも多くの言語や文字体系をサポートしていました。今回のアップデートでは、絵文字が新たにサポートされることで、日常的に使われるアイコンやシンボルが一貫したデザインで提供され、異なるデバイス間でも統一感のある表示が実現しました。
例えば、(笑顔)や(地球)といった絵文字が、テキストとしても自然に表示され、言葉の補完だけでなく、感情や意図をよりダイレクトに伝えることができます。このアップデートは、特にメッセージアプリやウェブデザイン、ソーシャルメディアにおいて、視覚的に魅力的なコンテンツ作りに貢献するでしょう。
このように、Notoフォントの絵文字追加は、今後ますます進化するデジタルコミュニケーションにおいて、便利で多様性のある選択肢を提供してくれることでしょう。
②「ゼミ展 2025 デザインの学び方を知る」が東京ミッドタウンで開幕

URL:ゼミ展2025 デザインの学び方を知る | Tokyo Midtown Design Hub | 東京ミッドタウン・デザインハブ
2025年5月19日から6月21日まで、東京ミッドタウン・デザインハブで「ゼミ展 2025 デザインの学び方を知る」が開催されます。この展覧会は、全国の大学や専門学校で行われているデザイン教育の現場を紹介するもので、毎年多くの学生がその成果を発表します。今回は、8つの大学や専門学校が参加し、学生たちが取り組んできたデザイン課題やプロジェクトが展示されます。
出展される作品のテーマは多岐にわたります。例えば、精神的な健康をサポートする照明デザインや、革新的なパッケージデザイン、地域と連携したサインデザインなど、学生たちが実践的に学んできた成果が集まります。また、竹やラタンといった自然素材を使った未来のデザイン提案や、メディアとデザインの関係性を探る研究成果も披露される予定です。
この展覧会は、無料で開放されており、デザインに興味のある方ならどなたでも楽しめる内容です。デザイン教育の最前線を直接感じ、学生たちの斬新なアイデアに触れるチャンスをお見逃しなく。
③コクヨデザインアワード2025

URL:KOKUYO DESIGN AWARD(コクヨデザインアワード)|コクヨ
コクヨデザインアワード2025は、今年も多くの注目すべき作品を集めたデザインコンペティションで、テーマは「prototype(プロトタイプ)」でした。国内外から1,448点の応募があり、その中でグランプリを受賞したのは川田敏之さんの「NEWRON」という作品です。この作品は、指先の神経を刺激することで脳の働きを活性化し、創作活動をサポートするペンです。特に、創造的なプロセスを支援する道具として注目されています。
また、優秀賞には以下の3つの作品が選ばれました:
- スピニング(一條遥貴さん):本のしおりとしてだけでなく、付箋や贈り物にもなる多用途のアイテムです。
- KAKONET(松村佳宙さん):言葉やセリフを囲むことで、記憶や想いを視覚的に強調するマグネットです。
- 秘密(weiweichenさん、Gaowei Liuさん、Cheng Chenさん):日記帳のデザインで、秘密の言葉を奥深くに隠すような感覚を与える作品です。
受賞作品は今後、コクヨと共創して製品化される予定で、これらの作品は未来の生活や仕事に新しい価値をもたらす可能性を秘めています。コクヨデザインアワード2025は、デザインの未来を形作る重要な一歩を踏み出すイベントとなりました。
以上、今回は3つご紹介いたしました!
次回の《トリキケ》もお楽しみに。