TOMメンバーが気になった情報を発信-トリキケ!<ver.12>

この《トリキケ》というトピックスでは、TOMメンバーが日々の生活の中で「気になる」「目に留まった」「共有したい」デザインに関する情報やニュースを発信していきます。
今回ご紹介する《トリキケ》はこちら!
①関西万博に向けた「ピクトグラム・サインデザイン」が話題に②国宝 松本城天守 プロジェクションマッピング 2024-2025
③日本科学未来館、常設展示のデザイン一新し4/23公開
①関西万博に向けた「ピクトグラム・サインデザイン」が話題に

URL:EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
―ユニバーサルデザインと多様性対応を重視した空間づくり―
2025年に開催される「大阪・関西万博」は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、世界中から注目を集めています。その中でも特に注目されているのが、会場全体のデザインにおける「ユニバーサルデザイン」や「多言語対応」への取り組みです。
ユニバーサルデザインへの強い意識
会場設計においては、すべての来場者が快適に過ごせる空間づくりを目指し、誰もが理解しやすく、使いやすい案内サインやインフラが設計されています。車いす利用者や高齢者、外国人観光客、子どもなど、多様な人々を想定した視認性の高い色使いやアイコンデザインの導入が予定されており、バリアフリーの概念をさらに進化させた形で展開されます。
多言語対応とピクトグラム活用
案内表示には、英語・中国語・韓国語を含む多言語対応が進められており、言語に依存しない「ピクトグラム(視覚記号)」の活用が中心的な役割を果たします。これにより、言語の壁を越えたスムーズな情報伝達が可能となるほか、訪日外国人にとっても安心して回遊できる環境づくりがなされています。
「未来社会のデザイン」を体験できる空間へ
関西万博のデザインは単なる美観のためのものではなく、未来の社会における“共生”や“多様性”をどう表現・実装していくかという思想が込められています。
空間デザインやサイン計画は、「心地よさ」「わかりやすさ」「安全性」をキーワードに設計が進行中であり、来場者に新たな体験をもたらす仕掛けとなるでしょう。
②国宝 松本城天守 プロジェクションマッピング 2024-2025

URL:国宝 松本城天守 プロジェクションマッピング 2024-2025 | 信州Style
【国宝 松本城】冬の特別演出「光と氷の城」開催中
2024年12月から2025年2月にかけて、幻想的なライトアップとプロジェクションマッピングが実施されました!
長野県松本市にある国宝・松本城で、2024年冬から2025年2月にかけて**夜間ライトアップ&プロジェクションマッピングイベント「国宝 松本城~氷晶きらめく水鏡~」が開催。
この企画は、冬の松本観光を盛り上げる「松本城氷彫フェスティバル」や「松本ウインターイルミネーション」と連携したもので、天守を背景にした光と映像の演出が幻想的な景観を生み出しています。
■ 特徴と見どころ
- 冬の澄んだ空気に包まれる松本城が、氷の結晶や水面をテーマにした光で彩られ、幻想的な雰囲気に。
- 一部日程では、音楽と連動したプロジェクションマッピング演出も行われ、歴史的建造物と最新映像技術が融合した空間演出が楽しめる。
- 地元の氷彫刻職人やクリエイターによる作品展示もあり、芸術性と地域文化が交差するイベントとして注目されています。
③日本科学未来館、常設展示のデザイン一新し4/23公開

URL:日本科学未来館、常設展示のデザイン一新し4/23公開 | リセマム
日本科学未来館(通称:未来館
日本科学未来館(通称:未来館)では、シンボル展示「ジオ・コスモス」をはじめ、多様な視点から地球を見ることのできる展示やコンテンツを開発し、地球規模課題の解決に向けた科学コミュニケーション活動を推進しています。
「ジオ・スコープ」リニューアル
国立科学博物館の人気展示「ジオ・スコープ」が、リニューアルによってさらに進化します。今回の新ジオ・スコープでは、「世界の電力消費量」や「エアロゾルの濃度」、「2100年までの気温予測」など、8つの最新科学データが新たに追加されます。これまで収録されていたデータも12項目を厳選して最新の内容に更新され、合計で20のデータから、より深く地球とのつながりを感じられる展示に生まれ変わります。
さらに、それぞれのデータには新たな解説コンテンツも加わり、地球規模の現象をより理解しやすくなっています。展示端末自体も大幅にデザインを一新。地球をのぞき込む“望遠鏡”をイメージした形状に変わり、操作画面もより直感的で使いやすいインターフェースになっています。
注目すべきは、5台のうち1台に搭載される「耳で楽しむモード」。これは視覚に障害のある方にも展示を楽しんでもらうための仕組みで、「世界の地震」「渡り鳥の移動」「ビッグマック価格の変化」といったデータを、音の大きさやリズムなどで表現します。科学データを「音」で感じるという新しいアプローチは、多くの人にとっても新鮮な体験になるはずです。
以上、今回は3つご紹介いたしました!
次回の《トリキケ》もお楽しみに。