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SETOUCHI2020 レイチェル(3日目)

2020年12月18日 澤田玲

最終日の朝はお洒落なカフェで朝カレー。



この日はあいにくの小雨でしたが
雨の道後温泉散策も風情があります。


足湯もある湯神社へ。





道中で道後温泉本館を見下ろせるのですが
改装中で全景は見られず……。

代わりに手塚治虫の火の鳥をモチーフにしたテントが見れました。




お昼はだし醤油と卵黄を混ぜて
鯛の刺身に絡めてご飯に乗せる
宇和島鯛めしを食べて
いざ松山市街へ!!



道後温泉駅から路面電車に乗って移動します。



松山の中心街、大街道に到着!!


散策を楽しんだ後は松山城へ。

こちらも尾道と同じくロープウェイで登ります。




雨の松山城!!



仮に僕がこの城を攻めてたら
ここから天守閣に到着するまでの間に
20回くらいはやられてたなー、と言うくらい
強固な作りのお城でした!!



かなり観光色が強かった今回の旅でしたが
裏テーマは「文学・映画とデザインの違いとは」でした。

呉海軍の歴史と人々や尾道を舞台とした映画、
文豪たちの愛した松山・道後温泉などなど。

表現物として残り、それに触れ、行ってみたいと心が動かされる。

高山宏さんの『表象の芸術工学』を引用すると、

どうです、みなさんのほとんどが文学とは何か、文学がたとえば物理学や建築学とどこがちがうのかといわれて、ちがいを内容に求めるわけでしょうが、文学の定義を形式に求めるのがポーのいい分です。それを、言葉が相手の心にうむエフェクト、効果というとっても新しい感覚の語で説明しています。ポーはこれを『詩作の哲学(Philosophy of Composition)』(1846)や『詩作の原理』といったエッセイにまとめ、詩は神から霊感を受けたある特殊な天才による特権的な仕事ではなく、音韻の持つ機能的な構造をしっかりと分析した技術者であれば誰でも作れるとまでいう。文学もデザイナーの仕事だ、と。

高山宏『表象の芸術工学』


この「言葉が相手の心にうむエフェクト、効果」によって
人の心や行動を動かすことこそ、
デザインすることの中心的な目標なのではないのかな
、と思います。

この目標は様々な表現物とデザインで共通しているし、
要素の分解と組み合わせによる創造を行う点で
表現物とデザインはかなり近いものに感じられます。

今回の旅では漠然と感じていたこの根本的な部分について
深く考えられるものになりました。



……次の旅はどこに行って何を食べようかな?笑

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