いちごの話
2017年03月02日 長谷川渉
ほぼ日をほぼ毎日読んでいます。
おもしろい文章が毎日更新されていて、それが何十年も続いていることが
本当にすごいことだよなとほぼ毎日思っています。
3月最初はいちごの話でした。
あのいちごのようなアイディアが、あるかないか、だ。
ショートケーキにいちごが乗ってなくてもおいしいのだ。
だけど、いちごが、そこにあるだけで、
生クリームをまとったケーキは、舞台になる。出典:ほぼ日刊イトイ新聞
デザインは、まさにいちごを乗せる役割なんじゃないかと思います。
ショートケーキ「そのもの」自体はそれだけで魅力的で、
でも「そのもの」をもっと輝かせるために、デザインといういちごを乗せるわけです。
いちごを乗せることは、簡単ではない気がします。
「そのもの」を変えることはなくても、いちごが乗ることで
「そのもの」の見え方は変わります。
見つけて、見つめて、見極めて。
そういうプロセスを経て、やっと乗せることができる。
引き立たせるための脇役だけど、でも重要な役割も果たしている。
私たちは日々、どんないちごを乗せることができるか考えています。