名古屋のWEB制作・グラフィックデザイン ティー・オー・エム(TOM)


無意識の収斂

2020年01月20日 伊藤彰峰


 
みなさんは自分の好きなこと・もの、得意なことなどをどのような基準で決めていますか?
自分はどうかと言えば、プライベートで好きなこと・ものに明確な理由はなく、ただ何となくぼんやりと「これがそうかな」と思う程度です。なんとなく満足感を得られると言ったところ。もしかするとコミュニケーションを取る上で、そう決めているだけかもしれません。
 
仕事においても、クライアントから好きな、または得意なデザインは何ですかと聞かれることはよくあります。しかし、今まで携わってきた仕事において、デザインを行う上で大事なことは、クライアントの要望・目標を満たすことであって、その条件をクリアすることを第一に考えて仕事(デザイン)をしてきたため、明確に好きな・得意なデザインは持っておらず、その時々で最善だと考えられるものを制作してきました。
 
ただ自分もそれなりの年齢になり、残りの時間や役割の変化を感じる中、主に与えられている時間を考えると、ある程度は方向性を絞る必要があるだろうとも考え始めていました。
 
弊社では恒例となっている「新しいモノやコトを体験したり見たりしてレベルアップしちゃうツアー」という、研修というか一人社員旅行というか息抜きというかなんと言えば良いのか…があります。今後の自分のデザインの方向性を絞るために何かヒントを得ることができればと思い、このシステム(福利厚生?)を利用して、昨年の秋、2泊3日で出かけてきました。
 
美術館や飲食店等、20を超える場所、いくつかの土地を周りましたが、その中で見た、あるイラストレーターの個展が非常に素晴らしく、各作品を見て行く中で、偶然にも見覚えのある作品に出会いました。
それは、2・3年程前に百貨店のキャンペーンビジュアルで使用されていたイラストで、その当時、非常に印象に残った作品です。
 
このイラストを2・3年振りに見て、思わず「あっ」と声を出してしまった瞬間、
 
 
最近ものすごくはまってよく聴いている音楽アーティストが、ジャンルが全然違う自分が昔からよく聴いているアーティストに影響を受けていることを知ったこと…
 
 
最も作品をよく読む作家の、昨年から始まった雑誌の連載に、気になっていたイラストレーターが挿絵を描いていること…
 
 
そういえば、あれも…
 
 

 
 
このイラストを見たことでスイッチが入ったように、常日頃、これといった決まりはなく、ランダムに吸収していると思っていた情報の蓄積から、思考の好みが結びつき、自分の好きなこと・ものの傾向が見えました。いや、見えた気がしました。
 
 
2泊3日の旅行程度で、求めていることを得られる訳が無いというのが本音でしたが、ただ何となくぼんやりと感じていたことも、実は無意識下では傾向があったことに気づくことができ、驚きと嬉しさを感じました。
 
自分の進んでいきたい方向性が見えた気がするだけでも、今回の2泊3日の旅行は有意義なものだったと感じています。今後、この方向に進むため、より具体的な手法を確立していくことに日々悩まされていくのだと思います。
 
 
また、最後になりますが、今回はできる限り具体的な場所や人名などの名詞を使わないようにしたつもりです。特定の場所や人名ではなく、何を思ったか感じたかにスポットを当てたかったため、稚拙な文章ではありますが、このような形態にした次第です。
 
これもまた、自分の好みの傾向がよく現れているのかもしれません。
 
では、いずれまた。

CONTACT

WEBや広告の制作依頼・お見積もりなど
お気軽にお問い合わせください。

このページの先頭へ